「何からはじめるか?」
改修をご検討中の方は、「今の建物は大丈夫なんだろうか?」という疑問があると思います。
改修をはじめる前には、まず建物の「健康診断」を行います。人間に例えるなら、調子が悪い、具合が悪い、動けない状況になるまで、多種多様な症状があります。設計士は、医者と同じように建物の検査を行うことで、症状に応じた原因を突き止めて、適切な処置を行います。
当社では、普段目に触れない床下や小屋裏に入って、地盤の状況、腐食、蟻害、損傷、雨漏れがないか、構造体は適切に入っているか等の調査を行い、写真で解りやすく報告書をまとめます。さらに、柱の傾斜、床の傾斜等を数値化し、具体的な状況をお伝えします。
「改修か?それとも新築か?」の判断は、改修した場合の工事費に対しての耐久年数が判断基準になることが多いです。地盤の状況、使用している材料、劣化の状況等を加味して、工事費と耐久年数の検討になります。
また、一般的に耐震診断と呼ばれるものは、住宅を基準に考えられています。しかし、築100年以上の建物は柱を石の上に建て、壁も土壁であることが多く、一般的な住宅耐震診断での正確な評価は困難です。長年、伝統建築を手掛けている当社では、実情にあった耐震診断を行い、適切な補強方法のご提案をいたします。
「寺院建築入門」
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第一巻:寺院を建築するにあたって
第二巻:計画実施の手順
第三巻:建築計画の基本知識